MOBAをわかりやすく　マクロⅢ

MOBAの最終目標は何か．敵をキルすることではない．敵のベースを折り、試合で勝利することだ．敵を倒したいのであれば、格闘ゲームを推奨する．たくさん倒せる．

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他のMOBAの解説記事: MOBAをわかりやすく

1.タワー
2.マクロ戦略
3.レーン管理
4.プッシュとベイト
5.理想のマクロ
6.まとめ

1.タワー

自陣のタワーは守りたいし、敵のタワーは折りたい．理由は以下３つ．

1.ベースを早く折りたい

2.視野が取れる

3.お金がもらえる

ベースを叩きたければ、タワーを折らないと中々きつい．いや不可能．だから、勝利のためにまずタワーを折りたい．

また、マクロⅡ で説明した通り、タワーは視野が取れる．敵が近くにいれば、正確な位置が分かるし、敵がいなければ、敵がいる可能性のある範囲が絞れる．

そして、これが新情報．お金がもらえるのだ．しかも味方全員がもらえるのだ．ラストヒットした人は、さらにラストヒットボーナスもある．敵タワーが折れるならば、ファームよりも優先して良い．逆に味方タワーを守れるならば、基本的に守るべし．タワーは失いたくない．

2.マクロ戦略

タワーの重要性は理解できたと思う．敵は自陣タワーを折りたいし、自分たちは守りたい．逆に、自分たちは敵タワーを折りたいし、敵は守りたい．

ミニオンの能力値は同じだし、お互いに何も動かなければ、膠着状態に陥る．だから、5人全員で協力する必要がある．今回はミクロにおける連携では割愛し、マクロにおける連携について書いていく．

タワーを守るための戦略＝レーン管理．タワーを折るための戦略＝プッシュとベイト．この二種類に分けて解説していく．

3.レーン管理

レーン管理とは、担当レーンのタワーを守ることである．レーン管理が甘いチームは簡単にタワーが折られ、どんどん盤面が悪くなっていく．レーン管理をする方法は単純である．タワーに攻撃が入らないように、担当レーンのミニオンを倒す．これだけである．

単純ではあるが、管理者のいないレーンのタワーは簡単に折れる．結果、一つのレーンだけ攻撃され、そのままベースが折れて勝敗がつくゲームは珍しくない．

担当するレーンの決め方だが、チャットを用いるのも悪くはないが、チャットをオフにしている場合もあるので、他の方法を紹介する．

試合が始まって、一番最初に向かったレーンが、担当レーンである．これが暗黙の了解になっていることも多い．

追記：2023年のモバイルレジェンドでは、試合前に担当レーンを主張できるUIが追加されている．

4.プッシュとベイト

プッシュとは、英語でpush．押すという意味．敵タワーを攻撃することを指す．相手タワーに圧をかけるというイメージだろう．

ベイトとは、英語でbait．餌という意味．相手の注意を引いたり、囮になることを指す．

敵のタワーを折りたければ、プッシュをしなくてはならないが、闇雲にプッシュをしていても、攻めるより守る方が有利であるため、返されてしまう．なぜなら、守る方はタワーの攻撃の援護を受けることができるためである．だから、工夫をしなくてはならない．全てを挙げることはできないが例は紹介できる．どうタワーを折るか、これを考えるのがMOBAである．

一つ目の戦略として、全レーン同時に攻撃することが挙げられる．すると、相手は分担して守らねばならないが、分担ミスが起きれば、どこかのレーンは空いてる状態で攻撃できる．

二つ目の戦略として、トップとボットを交互に攻撃することである．離れている分、敵のタワーを守る意識が高いプレイヤーと駆け引きをすれば、いずれどちらかを折ることができる．

三つ目の戦略として、味方をベイトに使う方法がある．例えば、味方4人がボットに固まっていて、敵と睨み合いをしている時、敵も5人ボットに固まっていることが多い．ここで5 vs 5を行っても悪くないが、拮抗している試合であれば、勝率は五分五分である．ならば、味方4人に敵5人を惹きつけてもらっておいて、自分はしれっと、トップに折りに行くというプレイができる．

三つ目の戦略は、かなり有効であるが、たまに暴言を吐かれることもある．適当にプレイしているのではなく、こういう戦略を持ってプレイしているのであれば、暴言を気にする必要はない．とりあえず、三つ書いた．正直これで十分な気もするが、他にもあれば、DMで教えて欲しい．